過去ログ - [ケモナーと人外娘好きは]男「安価で妖怪たちのいる日常」[集合]
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33: ◆bCs0r4M9IE[saga]
2013/12/12(木) 18:37:53.76 ID:zCbuxXs50
山の王「ここだ」

男「神社…?」


そこは神社だった。どこにでもある…とは言えないが、いたって普通だった。

ただ、以上なのは場所、どうしたって人が来れなさそうな場所に建ててある。

ごく普通の鳥居、一銭も入っていない賽銭箱、そして禍々しい気配のする本殿

その本殿にはお札が一枚張ってある。それは封印のお札のはずである。

しかし件のお札からはとてつもない妖気が流れ出ている。


猫又「封印されておるはずなのに妖気が・・・?」

男「知っていたんじゃないのか?」

猫又「わっちは聞いてないの、来たのも初めてじゃ」

山の王「では任せたぞ」


そう言って山の王は去ってゆく


男「帰るのか?」

山の王「我は多忙だ。監視役はそこの猫が果たす」

猫又「わっちを監視カメラにしようなどとおこがましい」フカー


猫らしく威嚇する。可愛いだけだぞそれ…って言ったら殺されるな


男「それにしてもこのお札、封印してるは良いが封印しているものの妖気を吸出して外に放出しているな」

猫又「そんなことして何になるんじゃ」

男「多分そうすることによって無害にしようとしたんだろう」

猫又「他の者が有害になってるんじゃ世話ないの」


猫又が不満を露にしているがしょうがない


男「そこまでは頭が回らなかったんだろ・・・妖気放出もつい最近になるまで作動しないようになっているから分からなかっただろうし」

猫又「最近になるまで作動しなかった理由はなんじゃ?」

男「そういう術式になってる・・・そうして理由は不明だな」

猫又「じゃあそいつを剥がせば」

男「万事解決、さてと・・・」


お札をよーく見る。


男「『ここに悪鬼悪行を行う邪なる者の封印を施す。魑魅魍魎悪鬼悪霊妖怪悪神を封じ込めよ』何だこのテキトーな術式」


ものすごくテキトーに、封印しようとしているものが何か分からないから思いつく限りの全てを封印できるメンドクサイ術式を書いてやがる。


男「まったく、こんな術式を組んだ奴は誰なんだいったい?」


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