過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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162: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:28:19.02 ID:wjq2NntMo
「随分と億尾も無くルールを破っているようだが」
「ああ、俺たち怪魔衆には関係ないな。そんな反吐が出るような馴れ合いのルールは」
「「襲い、退治する」の関係を保つ、言わば妖怪の為の人間側の譲歩の筈なんだがな」
163: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:29:24.88 ID:wjq2NntMo
164: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:30:16.17 ID:wjq2NntMo
>>163
×壮助直様
○壮助は直様
165: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:31:26.58 ID:wjq2NntMo
「ハハハッ。残念だったな剣客よ。これは決闘でも何でも無い。2対1でお前を葬ってやろう──」
そう言って最初の大入道もまた剣を構えた
166: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:32:15.55 ID:wjq2NntMo
「兄者!!」
叫んだのはもう一方の大入道。どうやら兄弟であったようだ。
167: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:32:49.82 ID:wjq2NntMo
壮助の挑発を受けた入道からは、怒り以外の感情はすっかり抜け落ちた。
冷静さを失った剣に、間合いを測れぬ剣に、怖さなど既に無かった。
突っ込んでくる妖怪。しかしそこは間合い。鋒が生み出す、
168: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:35:21.43 ID:wjq2NntMo
「力任せのチャンバラごっこを剛剣とは言わないな。基礎を教えてやるから、
地獄で復習していろ。まずは小手だ」
169: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:36:21.36 ID:wjq2NntMo
「次は面」
170: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:37:52.41 ID:wjq2NntMo
スーッ
カチャッ
壮助は太刀を鞘に収めた。
171: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:39:39.71 ID:wjq2NntMo
「──可哀想に。もう少し来るのが早ければ……」
「……そう気負うな。お前のせいじゃない。こっちでは割と良くあることだ。悲しい事だがな」
172: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/01/17(金) 02:40:21.29 ID:wjq2NntMo
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