過去ログ - これは、幻想に打ちのめされた男の話
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279: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 19:54:26.00 ID:fI2wOcj60
「俺はここの神父の友人でね。彼がいない間、偶に来て掃除してやっているんだ」
「いつ頃お戻りに?」
「長い用事と言ってたから……まあそれでも、あと数日のうちに帰って来ると思うよ」
280: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 19:55:21.66 ID:fI2wOcj60
「……では、失礼します」
俺は教会をあとにした。残念だが、来るのはもう暫く後にしよう。
281: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 19:56:42.25 ID:fI2wOcj60
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282: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 19:57:10.43 ID:fI2wOcj60
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283: ◆3vJ/24qVzU
2014/03/18(火) 20:07:21.45 ID:fI2wOcj60
遠目から捉えた死体は、肩口に傷を負っていた。俺の知るところでは、銃で撃たれたものに近い。
だがそれ以外は、不思議なくらいに目立った外傷が無く、すぐに死ぬには些か足らないように思えた。
284: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 20:08:04.98 ID:fI2wOcj60
「……もしかして、外から来たのか?」
「はい」
「来てから間もないようならまだ知らないかもしれないが、最近人里では通り魔のような
285: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 20:08:38.01 ID:fI2wOcj60
「あの、宜しかったら是非お名前を……」
「柳(やなぎ)という者だ。蕎麦屋もやっているから是非来てくれ」
286: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 20:09:41.44 ID:fI2wOcj60
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287: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 20:10:27.65 ID:fI2wOcj60
ただの穢れではない。それでは、彼女が月から地上に移動した理由にはならないからだ。
地上からでも月を目指し兼ねない。強大な穢れの源にして、生きる穢れそのもの。
288: ◆3vJ/24qVzU[saga]
2014/03/18(火) 20:27:08.71 ID:fI2wOcj60
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