過去ログ - 美穂「一期一会のアルペジオ」
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8: ◆CiplHxdHi6[saga]
2013/12/13(金) 23:53:20.91 ID:73ir32Ew0
「はぁ、疲れたよ……」

腕時計を見るともう14時を過ぎている。委員会は私が思っていた以上に大変なものだった。

気合を入れたにも関わらずお腹の虫は鳴いてしまうし、代理出席でこれまでの会議の内容を把握していなかったため理解が追い付かず、
1人てんやわんやしてしまいそれを見かねた委員長さんがその都度補足説明をしてくれた。

結果、委員会はその分終わるのが遅れてしまい、周りの皆に迷惑をかけてしまった。

教室を出る時、それはもう申し訳ない気持ちでいっぱいだった。もし次も頼まれたのなら、キッパリと断っていると思う。
……それでも断れないのが私なんだけど。

「バス、間に合うかな……。急がなきゃ」

玄関を出た私はバス停まで走る。土曜日と言うことで、バスはそこまで通っていない。次のバスを逃してしまうと30分もバス停で待たないといけないのだ。

「おねがい、間に合って!」

と威勢良く駆け出したものの、空腹と日頃の運動不足がたたってすぐにバテて歩き出す。バス停につく頃には息も絶え絶えで、周りから見た私は今にも倒れそうに映っていたと思う。


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