29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/15(日) 02:07:08.00 ID:HJFvpnSw0
そこまで言って、pさんは事務室のほうへと向き直り、おもむろに歩き出す。
その歩き方もぎこちなく、pさんも未だショックが大きいようだった。
アタシは会議室の中の凛ちゃんに声を掛けようと口を開いたが――口を噤み、踵を返した。
今の彼女の姿は、とても見ていられたものではなかった。
生気の抜け落ち、人形のようになってしまった痛々しい姿。
更に言えば、アタシはpさんの前だからと、さも一般人のような反応を見せたのだ。
彼女に対する、裏切りでしかない。
そんなアタシが、どんな顔をして彼女に声を掛けられるというのだろうか。
48Res/38.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。