過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 5【ダンガンロンパ】
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276:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/12/30(月) 05:19:18.90 ID:1QMOsPSw0

 ――2時間経過

苗木「うん、結構面白いね。あ、ごめん。集中しちゃって」

戦刃「ううん。交代する?」

苗木「そうしよっか。退屈でしょ、やっぱり」

戦刃「本当に、そんなことない。大丈夫」

(選手交代すると、戦刃は慣れた様子でプレイしていく)

戦刃「……苗木くんは、もし一番になったら何を知りたい?」

苗木「え? うーん。ボクは、いろいろありすぎて」

苗木「何を聞いていいのかもわからないや……家族とか、いろいろ心配だけど」

苗木「でも、脱出に繋がることを聞いた方がいい気がするし……」

戦刃「脱出に繋がるって、具体的には?」

苗木「なんだろう? 黒幕はどこにいるんだ、とかかな」

戦刃「…………」

戦刃「でも、外にいるとかって言われても、どうしようもないよね?」

苗木「あ、そうか。うーん。じゃあ」

苗木「玄関を開けるにはどうすればいいのか、かな。鍵があるならどこで手に入れるのか、とか?」

戦刃「うーん。けど、それぐらいしか逆にないのかな。モノクマはうまく逃げそうな気がするけど」

苗木「だからまあ、あまり一位を目指す気はないんだ。最下位だけ免れたらそれでいいかなって」

戦刃「そうだね。それ自体は悪くないと思う」

苗木「うん。でも、やっぱり知りたいことって言われると……」

苗木「今はちょっと、色々ありすぎて難しいかな」

戦刃「…………」

戦刃「何か、あったの?」

苗木「えっと。どうして?」

戦刃「なんだか、苗木くん……怖い貌、してるから」

苗木「そ、そう? そんなつもりはないんだけど」

戦刃「何か、あったの?」

苗木「…………」

苗木「よくわからないんだ。よくわからなくなったんだ」

苗木「何が本音なのか、よくわからないんだ」

戦刃「?」

苗木「…………」

戦刃「そ、その……」

戦刃「誰にも、言わない。約束する」

戦刃「だから、苗木くんが悩んでいるなら、話してほしい……かな」

戦刃「アドバイスとかは無理かもしれないけど、今の苗木くん見てると、すごく苦しそうに……見える」

苗木「…………」

苗木「誰にも、言わない?」

戦刃「(頷く)」




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