過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 5【ダンガンロンパ】
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277:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2013/12/30(月) 05:20:14.09 ID:1QMOsPSw0

苗木「…………」

苗木「実はね。ボク、舞園さんが消えていた間、一度舞園さんと会ってたんだ」

戦刃「え……? 行方不明だったときに?」

苗木「うん……本当は、その時に戻ってくるように言えたらよかったんだけど」

苗木「…………」

戦刃「…………」

苗木「わからない。泣いて、倒れてた。それは、わかった」

苗木「そう、倒れてた。立ち上がれなくなってた」

苗木「だから、手を伸ばした……のに」

苗木「舞園さんは、ボクの手をとってはくれなかった」

苗木「……ボクを殺そうとしてきたんだ」

戦刃「……!? あ」

(ミスが続き、ステージをやり直しになる)

苗木「あ、だ、大丈夫?」

戦刃「う、うん。ごめん、続けて大丈夫だから」

苗木「…………」

苗木「ボクの首を絞めてきたんだ」

戦刃「どうして……?」

苗木「わからない。だけど」

苗木「『この学園から出たいですか?』って、訊かれた」

苗木「ボクは、首を絞められてて声が出なくて、頷くしかなくて」

苗木「そうしたら、解放はしてくれた。けど」

苗木「『じゃあ、私以外のことは考えないでくださいね』って」

苗木「その時はどういう意味か、分からなかったけど。今でもわからないけど、でも」

苗木「……現に、そうなってるんだから、それは彼女の望み通りなんだと思うけど」

苗木「でも、辛いんだ」

苗木「ボクを傷つけるためだけに他の人を利用したりするなんて」

戦刃「利用……?」

苗木「……舞園さんに好意を持ってる人がいるんだ」

苗木「でもその人は、舞園さんはボクのことが好きなんだって知ってる」

苗木「全部知ってる上で、舞園さんはその人を利用してるし、その人も舞園さんの為に動いてる」

苗木「舞園さんは言うんだよ。『私、苗木くんだけが好きですからね』って」

戦刃「…………」

苗木「そう言ったすぐ後に、舞園さんはその人にキスしたよ。ボクの前で」

戦刃「!?」

苗木「……ひどいよね」

苗木「ボクのこともその人の気持ちも弄んでるようにしか、ボクには思えない」

戦刃「……ど、どうしてそんなことをしたの?」

苗木「わからないよね。全然わからないんだ」



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