過去ログ - 【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!chapter 5【ダンガンロンパ】
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290:希望ヶ峰学園文芸部 ◆rI6W0eLi2sQw[saga]
2014/01/05(日) 15:36:38.07 ID:nVEi4QYs0

石丸「だが、正直に言うと。僕はこういったことが苦手なのだ」

セレス「それはわかっていますが」

石丸「だから、一位を取ったペアに質問を考えてもらった方がいいのではないかと思う」

石丸「もっと言うなら、事前に全員と相談して、誰が一位になってもその質問をすると決めておいた方が」

石丸「全体の利益につながるのではないか、と思うのだが」

セレス「ふむ……」

セレス「…………」

石丸「きゅ、急に黙られると怖いのだが」

セレス「わたくしが懸念しているのは、その場合、抜け駆け行為が起きないかということですわね」

石丸「抜け駆け?」

セレス「知りたいことは全員、山のようにあるでしょう。個人的なことも含めて」

セレス「一位のペアにあらかじめ決めた質問よりも知りたいことがあったとしたら?」

セレス「それに、この『コロシアイ学園生活』において、情報というのは大きな武器ですわ」

セレス「例えば相手の詳細なプロフィールとか、隠していること」

セレス「皆さんがこのアドバンテージを捨てる、献身的な人たちばかりだとはわたくしには思えませんの」

石丸「そ、そのようなことは……」

セレス「それならば、裏切られる可能性を秘めた取り決めではなく」

セレス「一位のご褒美として割り切ってしまった方がいいでしょう。不協和音を招くよりかはマシですわ」

石丸「……疑り合いっていては、黒幕に立ち向かうことは……」

セレス「生徒が全員、黒幕に立ち向かうことが目的だとは思わない方がいいですわ」

セレス「外に出たいという当たり前の感情を優先する人もいて当然」

セレス「石丸くんにはそういう人達の気持ちは、わかりませんの?」

石丸「……いや、そういうことは……」

石丸「…………」

石丸「そう、だな。セレス君の言う通りなのだろう」

石丸「だが僕は、それでもみんなの為に、何が出来るかを考えていくつもりだ」

石丸「それが鬱陶しく思われても、それがみんなのためなのだと僕は信じている」

石丸「規則はみんなを守るためにあるのだ」

石丸「セレス君。君とこういった会話はしたことがなかったが」

石丸「君の視点は、僕にはない発想ばかりだ。出来ればどんどん意見を言ってほしい」

セレス「……ふむ?」

石丸「まあとにかく、この餃子を食べてからだな! ……さすがに重くなってきたぞ」

セレス「だらしないですわね、たかが50個ぐらいで」

石丸「ま、まだ半分なのか……いつぞやのドーナツを思い出すな」



…………
………
……

 ミッション結果:○ 餃子を200個作り完食する        
         × 大学入試の過去問50年分



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