過去ログ - 佐久間まゆ「いつもあの子がそばにいる」
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23:aho ◆Ye3lmuJlrA[sage]
2013/12/16(月) 21:53:04.92 ID:pFDECU7w0

 ◆

 騒がしい街中をしばらく並んで歩いていたら、不意にまゆがくすりと笑みを漏らした。

「どうした」
「うふ。プロデューサーさん、何だかんだ言ってもこういうときちゃんと歩調を合わせてくださるんですよねぇ」
「当たり前だろそんなの」
「愛情感じちゃいます」
「愛情がないとは言えないって分かっててこの子は……」

 この話を続けるとげんなりするばかりだと知っているので、プロデューサーはさっさと話題を変える。

「そう言えば、最近小梅と仲良いらしいな」
「ええ、この前とっても素敵な映画を一緒に見ましたよ、三人で」
「三人……? まあ、なんだな。まゆみたいな子が小梅と一緒にいてくれると、俺も安心だよ」

 本心からそう言って、プロデューサーは微笑む。

「小梅もだいぶ前向きになってきたけど、まだまだ人と話すのは苦手そうだからな。やり過ぎると本人のためにならないけど、本当に困ってそうな時は手助けしてやってくれな」
「うふ。もちろんですよ」

 頷き、何故か少しだけ上を見る。

「だって、小梅ちゃんたちは大切なお友達ですから♪」

 そう言って、佐久間まゆはにっこり笑うのだった。

 <了>


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