448:1[saga]
2014/04/08(火) 22:46:42.74 ID:AuKxKtRH0
二つの魔力の塊がぶつかり合ったその瞬間。ドン、と轟音を響かせ、衝撃の波が押し寄せる。
凄まじい衝撃は、地震の震源地さながらの揺れを生み、その振動は全身に押し寄せる。
そして、魔弾と弓矢は爆ぜた。
449:1[saga]
2014/04/08(火) 22:47:22.13 ID:AuKxKtRH0
「……どういう事だ!?」
前のめりに這いつくばるのは、聖カンナ。胸には、一本の弓矢が突き刺さっている。
立ちはだかるほむらを、睨みつけながら見上げる。
450:1[saga]
2014/04/08(火) 22:48:37.07 ID:AuKxKtRH0
「そうなれば、多少は被弾するけれど、致命傷になる程、魔弾を受ける事だけは避けられるのよ……。
自身の魔法を、良く理解してる様だけど……私の方が一枚上手だった様ね」
そう言い放ちながら、ほむらは拳銃を構えた。そして、銃口をカンナの眉間に押し付ける。
451:1[saga]
2014/04/08(火) 22:49:28.08 ID:AuKxKtRH0
「……簡単に屈すると思っているのか?」
カンナはそう言い、反骨の意を見せる。
452:1[saga]
2014/04/08(火) 22:50:09.71 ID:AuKxKtRH0
激闘から数時間後。正午を少し回った頃。
一晩徹夜で戦っていた魔法少女達は、皆疲れ果て深く眠りに落ちていた。
453:1[saga]
2014/04/08(火) 22:50:44.52 ID:AuKxKtRH0
「……本音は違うんでしょ?」
見透かしたように、マミは言い切った。
454:1[saga]
2014/04/08(火) 22:51:52.20 ID:AuKxKtRH0
「暁美さん……貴女の本音は解らない。だけど……今の貴女は間違いなく、危険な道に進んでいる事。自覚してるんでしょ?
だから……自分の親にさえ顔を見せる事が出来ない。自分の心を殺してまでもね」
「……貴女には関係の無い話よ。私は先を急ぐわ」
455:1[saga]
2014/04/08(火) 22:53:24.38 ID:AuKxKtRH0
今回はここまで。
次回で、中盤戦は終わりです。
456:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/08(火) 23:02:11.56 ID:OnFHXxmTo
乙。
次は…いつ頃?
457:1[sage]
2014/04/08(火) 23:06:02.81 ID:AuKxKtRH0
>>456
……頑張るとしか言えません。
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