473:1[saga]
2014/04/18(金) 00:06:50.78 ID:LclOKfoA0
(彼女だったら、間違いなく刃向う人間は始末する……。
それに、カンナもあれだけ粘れば、そんな簡単に引き下がる訳が無いし……そう易々と大人しく従う訳が無い。
暁美ほむらは……まだ何かを隠してる筈。
474:1[saga]
2014/04/18(金) 00:07:38.40 ID:LclOKfoA0
太陽は姿を隠し、街は夜の闇に染まる頃。
さやかの家に泊めて貰ったすずかと沙々は、結局夕方になってからやっと目覚めた。暗くなった頃に出発する二人を、さやかと杏子とゆまは見送る様だ。
「すまんかったな。わざわざ泊めてもろうて」
475:1[saga]
2014/04/18(金) 00:08:28.50 ID:LclOKfoA0
「ほーやな。その言葉、姐さんの前で言って貰うで?」
「げっ……」
476:1[saga]
2014/04/18(金) 00:08:56.38 ID:LclOKfoA0
二人の後ろ姿が見えなくなると、杏子は溜息を混ぜながらポツリと呟いた。
「……行っちまったか」
477:1[saga]
2014/04/18(金) 00:09:34.53 ID:LclOKfoA0
某所。
戦いに敗れた、ヒュアデス。ただ、ほむらの意向で命までは取られていない。五人とも、見滝原を離れ、元々の根城に身を移していた。
敗戦の将は、多くを語らず。カンナは、一人部屋に籠っている。決して、ふて腐れている訳では無い。
478:1[saga]
2014/04/18(金) 00:10:17.90 ID:LclOKfoA0
「暁美ほむらに逆襲でもお考えで?」
「……いいや」
479:1[saga]
2014/04/18(金) 00:11:15.32 ID:LclOKfoA0
「あの女は、本当に暁美ほむらなのですか?」
「……どういう意味だ?」
480:1[saga]
2014/04/18(金) 00:12:02.69 ID:LclOKfoA0
「……世界の破滅へ、ですか?」
織莉子の一言に、カンナはコクリと頷いた。
481:1[saga]
2014/04/18(金) 00:12:38.97 ID:LclOKfoA0
駅に向かい、すずかと沙々は歩いていく。
大通りにぶつかる交差点のコンビニの前に、丁度ほむらとあすみが待ち構えて居た。
「……待ってたわよ」
482:1[saga]
2014/04/18(金) 00:13:15.39 ID:LclOKfoA0
「ほむらさん。次は何処の街に行きますか?」
「そうね……。
とりあえず、都心の方かしらね……」
483:1[saga]
2014/04/18(金) 00:14:00.10 ID:LclOKfoA0
見滝原を離れ、次の目的地に進むほむら達。
一つの戦いが終わった所で、彼女達は次に向かうのみ。流浪の魔法少女に戻る道は無い。
ただし。
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