381: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:00:55.93 ID:FQenR1uE0
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王宮にて
382: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:01:25.30 ID:FQenR1uE0
国王「国民を騙すようなやり方、それもあの者の息子を使ってまで……」
科学者「勇者選抜……こんなバカげたものに偽の勇者として強いコンプレックスを持っていた彼が反応を示さないわけがありません」
科学者「何かしらの反応は見せると思っていたが……いやまさかその息子がこんな茶番に志願してくるとは思ってもみませんでしたよ」
383: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:02:01.00 ID:FQenR1uE0
科学者「ああ、ですが。どういうわけか彼の住所である鍛冶屋に手を出さないようにと命令が下っているのですが。あなたの仕業ですか、国王?」
国王「……奴はワシの友人だ。魔王軍との繋がりはもう無に等しい」
科学者「私情を挟むなどと、あなたらしくもない!」
384: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:02:28.95 ID:FQenR1uE0
国王「……下がれ、気分が悪い」
科学者「おやおや、失礼しました。お薬でもお持ちしましょうか?」
国王「……」
385: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:02:55.16 ID:FQenR1uE0
……
科学者(やれやれ、勝手なお方だ。国力では圧倒的に勝っているのに、一言戦をすると声をかければいいものを)
科学者(多少の科学力の違いはあれど、今現在兵の士気は良好。近々選抜の結果も得られる)
386: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:03:27.56 ID:FQenR1uE0
科学者「おっと、そこの君すまない」
教官「はッ、私でしょうか」
科学者「ああそう確か、君が担当していた班にシキという少年がいたよね?君、彼とは仲がいいかい?」
387: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:04:10.52 ID:FQenR1uE0
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388: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:04:38.00 ID:FQenR1uE0
魔法使い「どうにかなりますけど。ヴェイドさん、あなた口は堅いですか?」
騎士「俺?いやぁ、それはどうだろうか」
魔法使い「じゃあダメです、諦めて数日かけて帰りましょう」
389: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:05:13.22 ID:FQenR1uE0
騎士「おあ!?なんだ!?」
魔法使い「転移魔法です。あらかじめ指定しておいた場所へ片道限定ですが」
勇者「そんなのも使えるのか」
390: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/31(火) 03:05:58.64 ID:FQenR1uE0
パッ
ドサドサッ
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