458: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:02:54.60 ID:d/Ryf/IJ0
国王「此度の収拾の件が一番の決め手だ、被害も軽微で済み、そなたはよくやってくれた」
勇者「……」
勇者「ですが……」
459: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:05:19.43 ID:d/Ryf/IJ0
……
騎士「おっす、結構時間かかったな」
勇者「ん、ああ」
460: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:05:50.99 ID:d/Ryf/IJ0
騎士「それより、どうだった?式の方は」
勇者「別に……ただ適当に受け答えしただけだ」
騎士「煮え切れないな」
461: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:06:17.93 ID:d/Ryf/IJ0
騎士「たとえ力を持っていたとしても、どうしようもないことだってある。今回だってそうだろう」
勇者「教官がああなったのは仕方がないって言いたいのか?」
騎士「馬鹿にするな、俺だってそこまで捻くれてねぇよ」
462: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:06:43.94 ID:d/Ryf/IJ0
騎士「これから戦争も本格的に始まる。俺はお前に死んでほしくはない」
騎士「切り捨てられるものは切り捨てていけ。長生きしたけりゃな」
勇者「……それじゃあ勇者だなんて言えねぇよ」
463: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:07:10.43 ID:d/Ryf/IJ0
勇者「んじゃ、ここで一旦お別れだな」
騎士「ああ、そうだな。俺は地元に帰ってから派遣先に行くが、これからお前はどこへ?」
勇者「俺は一度色んな国や町を自分の足で渡って、世界を見てくるようにって命が下っている」
464: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:07:38.33 ID:d/Ryf/IJ0
勇者「んで、ここで一緒に旅に同行する相手と待ち合わせしているんだが……」
騎士「どんな奴だ?」
勇者「わかんねぇ。魔法使いだとしか聞いてねぇ」
465: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:08:04.58 ID:d/Ryf/IJ0
勇者(お前には一番助けられたよ、ヴェイド)
勇者(人の心を癒すことが出来る、それも立派な才能だ)
勇者「羨ましいよ、ただのバカじゃないってのは」
466: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:08:36.82 ID:d/Ryf/IJ0
コツコツコツ
「……」
勇者「来たか……ん?」
467: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 04:09:25.61 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「そういうことです。お久しぶりです」ペコッ
勇者「今はフード被ってないんだな……」
魔法使い「はい、王都から離れますのでもう顔を隠す必要もありませんし」
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