23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/28(土) 21:23:46.24 ID:6yNG6GaDo
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「ほれ、お茶」
荷物を隅に置き、ちゃぶ台を挟んだ2つの座布団のうちの1つの上に腰を下ろす。
男は出された熱い茶をズズズと一口啜り、フゥ、と軽く息を吐いた。
「東京に行ってたんだろ? ひかげと同じ高校に」
もう1つの座布団に座る体勢に移りながらそう尋ねる。幾らなんでもいきなり本題に入るような肝っ玉は持ち合わせていない。
そして、男が頷く所を見て、さらに言葉を続けた。
「また、東京に戻るのか?」
その問いに対し、男は静かに縦に頭を動かす。
「そっか……」
「……」
「……」
他愛ない話しも終わり、聊かの沈黙が生まれる。まぁ、沈黙と言っても1人がそう思っているだけなのだが……。
「その……何だ……今日来たのは……やっぱり約束の事か?」
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