30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/21(土) 23:05:18.02 ID:YZI5cFkOo
「正直、痛い子だなって、思ったよ」 そう言って彼は小さく笑った。
「よくそう言われるよ。自分でも自覚有るしね」 実際ボクはよく痛い子だとか、中二病だとか言われる事があった。
けれどボク自身それは嫌ではなかったし、むしろ嬉しいことだった。自分は他人とは違うんだってことが証明されたようで。
「……でも、アイドル向きだと思った」 彼は真面目な顔に戻っていた。そして、こう続けた。
「なあ。トップアイドルになるのに必要なものって、なんだと思う?」
「ルックスは勿論、歌唱力とダンスの才能だろうか。あとは、個性とか」
彼はゆっくりと首を横に振った。「確かに君が今言ったものは大切な要素だが、もっと必要なものがある。……貪欲な欲望だ」
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