過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
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127: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:18:07.20 ID:ERGhWL2jo
「仕方ねぇ……。今日一日だけならなんとかしてやる」

「ホント?」

「ああ。ただしさっき言った和菓子の件は忘れるなよ!」
以下略



128: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:18:39.22 ID:ERGhWL2jo
「えっ……何このおっきいビル……」

「俺の職場だよ。ここに泊めてやる」
さすがに知らない女を俺の家に泊める訳にはいかないからな。

以下略



129: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:19:42.32 ID:ERGhWL2jo
「シャワーありがと。洗濯機まで貸してもらっちゃって」

「気にすんな。どうせ俺のもんじゃねーし好きに使え」

「こんな大きいところで働いてるってことは、お兄さん結構凄い人だったんだね」
以下略



130: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:20:22.56 ID:ERGhWL2jo
「えー?やっぱり凄いんじゃん」

「凄いのはこのビルだけだ。見た目は良いが中身は伴ってねぇ」
見た目こそ業界最大級だが実際のところは創立してからまだ1ヶ月も立っていない。
仕事もなければ人も足りない。相変わらず先行きの見えない状況だった。
以下略



131: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:20:49.31 ID:ERGhWL2jo
「どうしよっかなー……。また清村さんみたいな人に助けてもらえるまでうろつくかな?」
いくらなんでも都合の良すぎる考えだ。
こんな生活を続けようと思ったら、いずれ痛い目を見るのがオチだろう。

「お前に住む場所を提供してやることは出来る。お前さえ良ければだがな」
以下略



132: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:21:23.50 ID:ERGhWL2jo
「え、そんなことでいいの?」

「あっさりだなおい!」

「あたしがアイドルってのは想像出来ないけど、そんなんでいいなら別にいーよ?」
以下略



133: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:22:14.88 ID:ERGhWL2jo
「なーに?」

「契約するには両親の同意が必要ってことだ」

「あー……。お母さんはいいけどお父さん堅物だからなぁ……」
以下略



134: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:22:45.33 ID:ERGhWL2jo
「話は聞かせてもらったよ、清村」

「杉小路!?」
いったいいつから居たというのか、回転椅子に座ったままくるりと回ってこちらに姿を表した。

以下略



135: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:23:26.53 ID:ERGhWL2jo
「明後日から連休だろ?旅行がてらみんなで京都に行こうか。もちろん僕の車で」

「やだよ」

「スケジュールの心配ならしなくていいよ。調整しておくから」
以下略



136: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/06(月) 23:24:02.97 ID:ERGhWL2jo
あれから3日後、俺達は現在京都に居る。
どんな悲惨な目に遭うのかと覚悟していたが、意外なことに道中は何事も無く無事に到着。
アイドルになるための同意を貰いに塩見の実家へと向かうと、俺も同席して家族会議が行われた。

その結果、何もせずにフラフラしているよりは良いと何とか許可をもらい、翌日に至る。
以下略



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