過去ログ - 漫(洋榎先輩の唐揚げにレモン掛けとこ)プシャァァァッ
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[saga]
2013/12/23(月) 23:29:05.67 ID:OtYZmBR7o
郁乃は上機嫌で自分の口周りに付いた血を舌で舐め取っている。
洋榎は荷台に近付いて行き、使用する解体道具の吟味を始めた。
洋榎「…………」
並べてある道具の1つ1つを手に取り、様々な角度から念入りに確認する洋榎。
悩んだ末、洋榎が最終的に選んだのは、刃渡り15cm程ある諸刃の短剣だった。
洋榎「……これがええかな。」
郁乃(ダガーナイフか……。まずは鼻と耳を切り落とすつもりやな……)
洋榎は僅かに残った右手の握力でその短剣を握り、
不可視の鎖によって囚われた由子の目の前に立つ。
そこで洋榎は青いチューブのクリームを短剣の両刃に塗り始めた。
黒服「…………?」
恭子「短剣に薬を……? なぜ……?」
漫 「洋榎先輩……なに考えて……」
郁乃「ハハハッ! 洋榎ちゃん何しとんねん! それ塗る場所ちゃうやろ!」
由子「やめて……それ以上……薬を無駄遣いしないで……!」
洋榎「…………」
だが洋榎は無言で薬を全て搾り出し、空になった青のチューブを投げ捨てた。
由子「痛み止めが……全部……無くなって……」
郁乃「イヒヒヒヒッ……! ゾクゾクするわぁ……!」
郁乃(洋榎ちゃんは真瀬ちゃんに痛み止めの恩恵を与えんつもりの様やな……)
郁乃(理由はどうあれ絹恵ちゃんを生贄にせんと動いた訳やし、怨むんは当然か)
郁乃(それでも短剣に薬を塗り込んだんは、最後の慈悲っちゅう奴か?)
郁乃(鼻や耳を切り落とす際、あの刃に塗られた薬が傷口にも付くやろし……)
由子「どうして……どうしてそないに酷い事するのよぉ……」
由子は全身を震わせ、涙を流しながら洋榎に言った。
由子「私が……絹恵ちゃんを最下位にしようとしたから……?」
由子「その所為で……絹恵ちゃんが痛い思いしたから……?」
由子「それで私に仕返ししようゆうの……? ねぇ、そうなんでしょ……!?」
洋榎「…………」
由子「だって……私やて怖かったんやもん……」
由子「最下位になったら……殺されるかもしれへんて……」
由子「そう思ったら……怖くて怖くて堪らなかったんやもん……!」
由子「ごめんなさい……ごめんなさい洋榎……お願いよ……もう許して……っ!」
洋榎「…………」
洋榎「……そんなん関係無いわ。」
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