過去ログ - 漫(洋榎先輩の唐揚げにレモン掛けとこ)プシャァァァッ
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[saga]
2013/12/25(水) 23:02:38.98 ID:FBpqMPH5o
郁乃(洋榎ちゃんのゆうてる事はそれなりに的を射とる……)
郁乃(せやけどその話、色々と矛盾しとらんか……?)
由子「で、でも……!」
由子「序盤に青の薬が無くなったら、それはそれで絶望的じゃない!」
由子「痛み止めが無い状態で残り沢山の部位を切り刻まれるんやから……!」
由子「私は物理的な痛みが少なくて済むのなら何でも構わないわ!」
由子「私は……精神的苦痛より肉体的苦痛を受ける方が嫌やもの……!」
郁乃(真瀬ちゃんのゆう通りや。肉体的痛みに勝る苦痛なんぞこの世に無いわ)
郁乃(洋榎ちゃんは自分が処刑の苦しみを軽減させた風な事をゆうとるけど……)
郁乃(どう考えても、貴重な存在である青の薬を無駄にするんは有り得んやろ……)
郁乃(しかも痛み止めを罠と言い切っておいて、何故ダガーにそれを塗った……?)
郁乃(違和感が警鐘を鳴らす……。何か仕掛けよるつもりか? 愛宕洋榎……ッ!)
黒服「…………」
郁乃(黒服達に動きは無い……。私の思い過ごしやろか……?)
郁乃(奴らは処刑を定められた手順通り忠実に完遂させる義務を負っている……)
郁乃(洋榎ちゃんが何らかの手段で処刑を妨害せんと企てているのであれば……)
郁乃(黒服達は全力を以って計画遂行の障害となる存在の排除に掛かる筈や……)
郁乃(洋榎ちゃんを泳がせとるっちゅう事は、その兆候が見られんゆう事やし……)
郁乃(あの子はこのまま素直に真瀬ちゃんの処刑執行を開始……する……?)
洋榎「そうか……そうかもしれんな……」
洋榎「肉体的苦痛を最小限に抑えられるなら、それに越した事は無い……」
それまで冷静な口調でただ淡々と語っていた洋榎の声が突然揺らぐ。
悲嘆の表情を浮かべ、その優しい眼差しからは涙が溢れ出していた。
洋榎「大丈夫や由子……。うちがお前のその願いを叶えてやる……」
洋榎「うちが責任を持って……今、お前に安らかな死を与える……っ!」
郁乃「っ!? あかん黒服! 洋榎ちゃんを止めろ!!」
黒服(馬鹿な!? 今までバイタルに不自然な変化は全く認められなかったのに!)
黒服(我々に気付かれぬよう感情を制御し、密かに期を窺っていたと言うのか!?)
黒服(ハッ……! 愛宕洋榎がステップ1を飛ばすと提案して来た本当の狙い……)
黒服(殺傷能力が高いあれを手にしても疑念を抱かれずに済むと考えたからでは?)
黒服(鼻や耳を切り落とす場合、その道具の選択は最適解とも言える。つまり……)
郁乃「何ボケッとしてるんや! はよ洋榎ちゃんを取り押さえんか!」
黒服(今は思考に耽っている場合ではない! 彼女の行動を止めなければ……!)
だが、その一瞬の隙は洋榎が目的を果たすのに十分な時間を与えた。
洋榎は自身の胸の辺りに短剣を構え、由子の心臓目掛けて突進した。
黒服(速い……間に合わない……っ!)
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