過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
1- 20
103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:31:56.09 ID:HqZl913Bo
だが、それでも、少女は

「お姉様っ!」

喝を入れる様に声を張り、諭す様に言葉を続ける

「お姉様だって、あの方の隣を歩きたいと思ってるんじゃないですの?
あの遠い背中に追い付き、そして、手を取りたいと」

「それなのに」

「いつか、とか、また、とか、そのうち借りを、恩を返す機会が巡ってくるだろうと
そんな風に、来るかも分からない好運を、待ち続ける気ですの?」

「……そんなの、私は、嫌ですわ」

「借りを作ったなら、必ず返す。例え、その方が貸しだと思っていなくとも、強引に、その方がした様に

「……でないと、何時まで経っても背中を見詰めるだけで、対等になんてなれるはず無いですもの」

「それが出来なければ、あの方は独りのまま。誰かが無理にでも振り向かせ、一緒に居たいと叫ばぬ限り」

「それは、お姉様も分かってるはずですの。なんせ私よりかは付き合いが深い……」

「違うんですの?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
136Res/99.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice