42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/28(土) 05:52:08.18 ID:YmJTGkrvo
しばらく沈黙があって、風の音がよく聞こえた。
ぼくは考えがまとまらなかったが、それでもがむしゃらに「でも」と吐きだした。
絞るような声だったけれど、それでも必死だった。
「確証はないのに、全部吹き飛ばしたらもう確かめようがなくなるじゃないですか」
今度はセミの方が言葉に詰まったようだった。
「逃げですよ、そんなの」
もっと長い沈黙が落ちた。
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