過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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51: ◆1aLDLrIdDo
2013/12/27(金) 14:55:48.35 ID:+CE/G0uj0


アクセル「・・・っとにもぉ・・・」


愚痴を零しながら、真夜中の街を練り歩く。
兎にも角にもまず飯だ、先刻から腹部は空腹の大合唱をこれでもかと鳴らしており、そろそろ倒れてしまってもおかしくない程だった。

しかし当たり前というか何と言うか、時刻はもう日付を跨いでおり、街はひっそりと静まり返り、街灯以外の明かりもまばらだ。
とても食い物屋が開いているとは思えないが、この状態で夜を明かせる程余裕も無いのが現状で。
取り合えず虱潰しに家々を巡ることにした。


アクセル「・・・め〜し〜・・・」


矢張り何処にもそれらしき店は無かった。
しかも歩くのに体力を使ってしまった所為か余計に腹が空いた。


アクセル「せ、せめてコンビニとかよぉ・・・」


この時代にも24時間開放の食品マートがあるにはあるが、王都直轄地にしか店舗が存在していないのだ。
ここはその郊外も郊外・・・つまりは田舎だった。

こんな事になるんだったら、最初に落ちた時の森で食料でも調達しとくんだった。
アクセルは己の判断ミスを呪ったが、それで腹が満たされる訳も無い。


アクセル「め・・・め、し・・・」


いい加減で空腹ゲージは最高潮に達しようとしていた。
餓死するくらいならばいっそ、そこら辺の畑にある作物を失敬してしまうか?と、そんなけしからぬ考えに思い至った・・・その時である。




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