過去ログ - 夏海「これまでも、これからも」雪子「私も」
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15: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:08:08.80 ID:6Tmg2yryo
雪子「あんた、ちょっとは私のこと手伝ってみんさい。家事の大変さを知ることが、あんたが立派になる第一歩かもしれん」

夏海「え……」

雪子「そうね、じゃあこれから毎日風呂洗いをしてもらおうかね」
以下略



16: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:11:42.97 ID:6Tmg2yryo
夏海「そんな……」

雪子「文句あるん?」

夏海「い、いえ……でも、それはちょっと理不尽じゃないかと」
以下略



17: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:13:27.12 ID:6Tmg2yryo
雪子「いたた……」

夏海「母ちゃん……」

雪子「なに?」
以下略



18: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:15:40.75 ID:6Tmg2yryo
その日の夕食の食卓で、夏海は嬉しそうに言った。

夏海「クリパだよ、クリパ! クリパやるんだ!」

夏海「ほたるんとれんちょん、このみちゃんも呼んでさ」
以下略



19: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:17:27.93 ID:6Tmg2yryo
雪子「遊ぶのはいいけど、宿題もちゃんとしんさいよ」

夏海「分かってるって」

夏海は茶碗の米をがつがつとかき込み、さっさと食卓を後にした。
以下略



20: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:20:27.05 ID:6Tmg2yryo
クリスマス、か。

クリスマスには特段の思い出があった。

それは、夫とのひととき。
以下略



21: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:23:00.47 ID:6Tmg2yryo
小鞠「なんか遠い目をしていたよ。昔を振り返るみたいに」

雪子「あら、そうかしら」

振り返る昔がある、その事実は私に、歳をとったことを深く感じさせ、妙に悔しかった。
以下略



22: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:25:52.10 ID:6Tmg2yryo
その夜も、なかなか眠りにつくことができなかった。

寝床に横になりながら今日叱りつけた夏海のことを考え、頭の中で濁ったものが行き来していた。


23: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:28:20.57 ID:6Tmg2yryo
次の日、小鞠が起きてきたのは朝10時だった。

早寝早起きをしてほしいが、休みの日くらいは大目に見てやる。

小鞠「お母さん、お父さんは?」
以下略



24: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 18:30:49.34 ID:6Tmg2yryo
私は小鞠の分の朝食を温めなおしながらきいた。

雪子「今日の晩ご飯、なにがいい?」

小鞠「うーんと、なんでもいいよ」
以下略



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