過去ログ - 夏海「これまでも、これからも」雪子「私も」
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31: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:03:46.12 ID:6Tmg2yryo
蛍母「どうもすみません、私いつもお世話になっている蛍の母です」

雪子「あ、はい……どうも」

蛍母「うちに遊びに来ていた夏海ちゃんを、送りに来ました」
以下略



32: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:05:21.28 ID:6Tmg2yryo
その時、玄関のドアが開く音がした。

夏海「ただいまー!」

雪子「こんな遅くまで、家への連絡もなしに……ほら、あんたもついてきんさい」
以下略



33: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:07:34.03 ID:6Tmg2yryo
蛍母「それより、うちの蛍をクリスマス会に呼んでくれるんですか? ありがとうございます」

雪子「あ、いいんですよ。蛍ちゃんみたいな子が来てくれるのは、私も嬉しいわ」

雪子「うちの夏海と違ってお利口な良い子ですもんね」
以下略



34: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:09:35.39 ID:6Tmg2yryo
夏海「母ちゃん、来てもらおうよ。……実は私が誘ったんだけどね」

雪子「こら、あんたまた他の人に世話かけて……」

蛍母「まあまあ……クリスマス会に呼んでもらうなんて、楽しそうでわくわくします」
以下略



35: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:12:03.72 ID:6Tmg2yryo
家に入ると、早速夏海の説教をしなければならない。

雪子「夏海……あんた、私たちをどれだけ心配させたと思ってるの」

夏海「え? いや、別に……」
以下略



36: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:13:46.62 ID:6Tmg2yryo
夏海がお風呂を掃除している間に、私は一条家へ電話をかけた。

もう一度丁寧にお礼を言った後、クリスマス会で披露する料理をなににするか相談した。

そして明日、共に材料を買いに行くことに決めた。
以下略



37: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:15:48.75 ID:6Tmg2yryo
昨日の成績の件へと、考えは至った。

毎回毎回、私は子供の成績が悪いことを、叱りつけることにしてきた。

しかし私が説教をするしないの選択をこれまで間違い続けてきたから、夏海はああなってしまったのではないか。
以下略



38: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:17:41.62 ID:6Tmg2yryo
次の日は、強烈なめまいに襲われて動けそうになかった。

今日も仕事に出ていく夫に、昼ご飯を外食ですませてもらうよう告げた。

そして9時ごろに一条家に電話し、買い出しを明日にのばしてもらった。
以下略



39: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:20:29.51 ID:6Tmg2yryo
体が不調であることを起きてきた小鞠に告げると、今日は家事を代わりにやってくれると言う。

たったそれだけのことで涙が出そうになるのは歳をとったからだろうか。

小鞠は卓に昼ご飯の支度を頼み、洗濯機を回した。
以下略



40: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:43:43.28 ID:6Tmg2yryo
夏海は顔を洗うと自分の部屋に戻った。

すぐにゲームの音が聞こえてくる。

もともと家事は主婦である私の仕事だ。
以下略



41: ◆VJRQu9X6ME[saga]
2013/12/25(水) 19:46:58.71 ID:6Tmg2yryo
小鞠「ねえお母さん、お父さん明日も仕事なの?」

雪子「いいえ、明日は休みだったと思うわ」

夫はIT関係の会社に勤めていた。
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