過去ログ - 【咲安価】莉子「私と十五の『勝負』」【ほのぼのスレ】
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83: ◆tetWnihkA6[saga]
2013/12/27(金) 21:30:18.24 ID:wXT+Y/y/0


そしてその、さらに一時間後。


澄子「…………」ウツムキ


莉子「……三十分前ぐらいからずっと俯いてますけど」

友香「も、もしかして死んでたりして……」

美幸「そ、そんなこと言わないでよ、もー!」

梢「本当に大丈夫なのでしょうか……?」


澄子「……血が、止まらねーさ……」ボソッ


莉子「ああっ、何か死亡フラグ立ったみたいになってる!」

友香「封神演義でこんなキャラいたでー!」

梢「やめましょうそんな縁起でもないこと……」

美幸「て、ていうか本当に大丈夫なの? 流石に二時間出っ放しはただ事じゃないよ、もー」

澄子「……確かに、私も段々何かの病気のような気がしてきました」

美幸「だったら!」

澄子「でも医者は無理です。絶対駄目です……」

美幸「ど、どうして……」

莉子「まさか保険証を持ってないとか……」

澄子「だったらこんな学校に通ってないよ! 失礼な……医者は苦手なんです。昔盲腸の手術で、ヘタクソな外科医にお腹を弄繰り回されて以来……」ボソボソ


彼女の言った理由に一同は納得こそしたが、しかしならばどうすればいいのか。

このまま放っておくのは流石に何が何でもマズイだろう……となったその瞬間――再び部室の戸が、がらがらと開かれた。



顧問「よぉ、ちゃんとやっとるかー? ……ってなんや三年まで勢ぞろいして」ニョキ

莉子「あ、監督! 大変なんです、澄子先輩が……鼻血で!!」

美幸「鼻血で!」

梢「鼻血です!」

友香「鼻血でー!」

澄子「死にたい」


鼻血を大異変みたいに言う一同に、なんやコイツラみたいな顔で顧問は言った。




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