過去ログ - 男「お、俺が学生寮の寮長に……!?」女友「なにか問題でも?」
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1: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:03:12.89 ID:fAbu6Eta0
男「い、いや今はあえてツッコむまい……とりあえず早く続きを」

女友「……そう?」

電話口で女友は軽く咳ばらいをした。
それを合図に説明が再開される。

女友「じゃあ、まずはあなたの配属先から。知ってるわよね、"丹生速(にゅうそく)高校"」

男「そりゃあ、なあ……」

丹生速高校……俺たちの地元ではトップクラスの進学校として有名な高校である。
この際具体的な名前は挙げないが、毎年数多くの生徒が有名私立や国立大学に合格している。
その実績を聞きつけて、他県からわざわざこの高校を受験する者もいるらしい。

まあ、つまりエリート高校というわけだ。
知らない方が珍しいだろう。

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2: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:06:05.78 ID:fAbu6Eta0
女友「そして、気になるお給料は月30万。どう、悪くないでしょ?」

男「え、ちょ、ま?」

女友「どうしたの、なんかいつも以上に落ち着きないけど」
以下略



3: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:09:06.82 ID:fAbu6Eta0
男「ちょっと条件がよすぎやしないかねえ……オイシイ話はまずは疑ってかかれって婆ちゃんも言ってたし」

女友「いい心がけね。じゃあ、この話はなかったことに……」

ふと嫌な予感が胸をよぎった。
以下略



4: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:12:05.24 ID:fAbu6Eta0
こいつは何事もはっきりとしすぎているんだ。
迷いというものがまるで存在していない。ちょっと異常なぐらいだ。

だって、そうだろ。重要な決断をする時には人間だれだって慎重にいきたいものだ。
だから、俺は至って正常なんだ。
以下略



5: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:15:15.14 ID:fAbu6Eta0
男「だから、少し考える時間が欲しいんだよ。今夜一晩だけでもいい。待ってくれないか?」

女友は何も言わなかった。
こいつにしては珍しく、戸惑っているような気がした。

以下略



6: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:18:25.23 ID:fAbu6Eta0
男「わけを……わけを聞かせろ!」

俺が必死に問い詰めると、観念したかのように女友は重々しく口を開いた。

女友「緊急なのよ。前の寮長さんが昨日失踪したって」
以下略



7: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:21:11.18 ID:fAbu6Eta0
男「すまん!せっかく紹介してくれたところ悪いんだが、この話はなかったことにしてくれ!」

女友「……いいの?」

男「いやいやいやいや」
以下略



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