過去ログ - 男「お、俺が学生寮の寮長に……!?」女友「なにか問題でも?」
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8: ◆sZB7uuKKFnv2[saga]
2013/12/28(土) 07:24:08.51 ID:fAbu6Eta0
女友「文句が多いわね」

男「当たり前だ!!」

女友「はあ……いい、男?今からちょっとだけ厳しいこと言うわね」

女友はもう一度深い溜め息をついたあと、俺に言った。
その声音からは依然として何を考えているかは判断できそうになかった。

女友「あなたは仕事の貴賤を選択できる立場の人間なの?」

男「ぐっ!」

俺は何も言い返せなかった。
ただ受話器を握りしめた手に力を込めるだけだった。
手の平は汗でじんわりと湿っていた。

女友「お金、必要なんでしょ?高収入でまともな仕事なんて今の時代、そうそうないわよ」

男「わかってるよ。おまえには感謝してる」

それは本当の言葉だった。
もちろん悔しかったが、俺にはこれ以上文句を言う権利なんてなかった。
それに、女友に文句を言うのはそれこそ筋違いというものなのだから。
だから否応なしに、俺は用意された選択肢の中から選ぶしかなかった。


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