20: ◆8101018AdQ
2014/01/02(木) 12:15:33.17 ID:191kvZMno
休憩時間になり、中庭に出た私達は、いつもの場所で食事を始めました。
「はぁーっ!やっとお昼ごはんだよー!」
「穂乃果ちゃんったら、授業中ずっと首こくこくさせてるから、気になって集中できなかったよ〜」
「ですがことりも、ノートに落書きしてませんでしたか?」
「ええっ!?見られてたの?」
「……実を言うと私もあまり先ほどの授業は集中できなかったので」
昼間の暖かい風に乗って穂乃果のパンの香りが漂ってきます。
私も自分のお弁当を食べ始めました。
「海未ちゃんのお弁当いっつも美味しそうだよね!」
穂乃果が今にもよだれを垂らしそうな顔で私のお弁当を覗き込んできます。
「そうですか?」
「うん!もう海未ちゃん私のお嫁さんになってご飯つくってくれない?」
「ええっ!?すっ、すみません私そういうのはまだ……」
「んふふ、冗談じゃん!海未ちゃんったらウブなんだから」
「もう……」
昨日の一件のせいで、ついそういう方向に考えてしまいました。
ちらっとことりの方を見ると、目が合ってしまいましたし――。
いや、目が合うなんてのはいつものことなのですが……。
その後は箸を進めつつ談笑し、午後の授業の開始時間が近くなったので教室に戻りました。
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