過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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902: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/03/30(月) 00:23:28.09 ID:Xp3zhnRt0

歴戦の魔術師の身を竦ませるほどの豹変。
もしレミリアが同じような魔術を使ったのだとすれば、彼女も父親と同じように理性を失っても不思議ではないのだ。



パチュリー(考えられるとすれば、あの子が使っている物と父親が使っている物は別物と言う可能性……)

パチュリー(いや、全く違うと言うことは考え難いし、『改良型』と見た方が良いかもしれない)

パチュリー(暴れ回らないというのは捕獲の面から考えれば都合が良いけど……理性がある分、手間がかかりそうね)

パチュリー(こっちとしては、戦闘が長引くことになるのは極力避けたい所なのだけれど……)



戦いが長期化することに対して、パチュリーが危機感を感じている一方、
レミリアはパチュリーが用いる魔術への対策と、次の攻撃の一手を思案する。



レミリア(さっきの魔術は『白波の姫君(プリンセスウンディネ)』……
確か、簡単な水柱を造って操る初歩の魔術だったはず)

レミリア(魔術を習い始めた子供が使うような代物。 元々呪文の文章が短いそれを、
『高速詠唱(ノタリコン)』を使って極限まで短縮しているのか……)

レミリア(喘息による詠唱の中断を抑えるための工夫かしら? まぁ、当然と言えば当然の策ね)

レミリア(それよりも問題は、初歩の魔術にも拘わらず威力と規模が大き過ぎること……)

レミリア(あの水の勢い……一度触れたら最後、肉を丸ごと削ぎ落とされかねない)

レミリア(『この体』が無かったら、初めの水柱に突っ込んで上半身が跡形もなく消し飛んでいたかもしれないわ)




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