過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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970: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/04/20(月) 01:01:17.17 ID:UAo0aMOr0

パチュリー「P O K T R I H T T I A T B O J B
(天上に君臨する王のつがい。 二人は漆黒の臥所にて交わる)」



自身に残された魔力はあと僅か。
これ以上の魔術の行使は魔力の枯渇を招き、最後には立つこともままならなくなるだろう。
彼女の貧弱な体力のことを考えれば、それ以上に危険な状態に陥ってもおかしくはない。
今正しく、彼女は自壊の道へと足を踏み入れようとしているのだ。


だが、例えそうだとしても、呪文を紡ぐのを止めるわけにはいかない。
目の前の吸血鬼を止めることができるのは自分だけ。この場で彼女を御することができなければ、
その先に待つのは更なる破滅と悲劇しかないだろう。


レミリアは今の所、魔術の扱いにはそれ程長けておらず、自身が持つ膨大な魔力をただ振り回しているだけだ。
だがもし、彼女がこの科学の街の外に飛び出し、本格的に魔術を修めたとしたら?
そうなったら最後、彼女を止めることは二度とできなくなる。
アレイスターが起こした先の大戦により、イギリス清教のみならず、十字教全体が疲弊している状態だ。
今の十字教に、魔術を会得した吸血鬼を食い止める力は残されていない。


だからこそ、今この場で自分が仕留めなければならないのだ。




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