55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/30(月) 00:30:55.19 ID:n0p7IioG0
――しばらくして
橘「剣崎、次、お前で最後だ」
剣崎「はい。橘さんはもう寝るんですか?」
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2013/12/30(月) 00:31:22.13 ID:n0p7IioG0
――風呂場
剣崎はおそるおそるといった様子で着ているものを一枚ずつ脱いでいった。
この体になってしまったものは仕方がない、慣れておかなくては。
その思いからなるべく視線を逸らさないようにしようと努力するも、
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2013/12/30(月) 00:31:54.70 ID:n0p7IioG0
始「……いたのか」
わずかに目を見開いたものの、大した動揺も興奮も見受けられない始の様子は、
生殖を必要としない――ほぼイコールで性欲を持たないジョーカーゆえだろうか。
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2013/12/30(月) 00:32:25.47 ID:n0p7IioG0
剣崎「遠慮しなくていいから、入れよ。開けっ放しだと寒いだろ」
始「……そうか」
音を立てて扉が閉まると、脱衣所は少し窮屈な空間になった。
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2013/12/30(月) 00:32:52.61 ID:n0p7IioG0
剣崎「じゃあ……あったぞ。はい」
始「悪かったな。人間というのはこういう場面で気まずい思いをするんだろう」
剣崎「俺とお前とじゃあ、男同士だけどな」
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2013/12/30(月) 00:33:24.29 ID:n0p7IioG0
始「天音ちゃんと遥香さんにお前を会わせるには必要なことだからな」
剣崎「まあ、そうだけど」
始「それじゃあ、邪魔したな」
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2013/12/30(月) 00:33:59.96 ID:n0p7IioG0
〜よい子は見ちゃいけません〜
※よって音声のみでお送りします
剣崎「なんか、変な感じだよ。これをつけてるのって」
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2013/12/30(月) 00:34:27.80 ID:n0p7IioG0
始「そう言って、手をかけたまま下ろそうとしないだろう。
……もういい、手伝ってやる」
剣崎「おい!……変なことするなよな。ったく……」
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2013/12/30(月) 00:35:03.49 ID:n0p7IioG0
剣崎「はあ、やっと風呂に入れる……」
風呂場に入ったのはいいものの、シャワーを使おうと手を伸ばして何気なく鏡を目にし、
またしても落ち着かない気分にさせられた剣崎は視線をさまよわせた。
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2013/12/30(月) 00:35:31.26 ID:n0p7IioG0
剣崎「……本当に、慣れるのかなあ」
ぽつりと零れ落ちた呟きを知る者はなかった。
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