過去ログ - 【咲安価】 京太郎「これが俺の、最後の……変身ッ!」  最終話【ライダー】
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34: ◆B6xkwd67zxGJ[saga]
2013/12/30(月) 02:14:42.99 ID:WKY7KPnwo

哩「……ッ、落ち着け、京太郎」

姫子『ヒートメタルじゃなきゃ、相当、危なか……ったとです』


 メタルシャフトを片手に、膝立ちになる仮面ライダーW。
 かろうじて、と言った様子であった。


京太郎「無事、だったんですね!?」

哩「……ああ」

哩「ばってん……何でんなかとは、言い難い」

姫子『少なかて、まあ、五体満足ですけん……皆』


 混乱していた。冷や水を浴びせられたかの如く。
 意識を取り戻したと思ったら――その後に、これだ。

 カザリとアンクが戻ってきたこと。彼らを改めて連れ戻したいこと。そのためには戦う必要があるだろうということ。
 何故だか彼らが、ダメージを負っていること。ここに吹き飛ばされてきたこと。その後に起こったこと。
 それらも含めて――全部。


京太郎「カザリ! アンク!」

京太郎「お前ら、どうしてここに……? なあ!」

カザリ「久しぶり、って言いたいところだけど……それどころじゃないみたいだね」

アンク「チッ……あの女」


 あの女という言葉。
 そして二人の視線に釣られて――そちらを見た。
 そこに、少女が居た。

 自分がよく知る、あの少女が。
 

もこ「あら、鳥さんと猫さんは……そんなに戻りたかったの?」

もこ「しぶといって思ったけど……これはこれで、面白そうね」

もこ「御機嫌よう、怪物さん――目覚めてくれて嬉しいってところだけど」


 ギンと、対木もこの瞳が紫色に染まる。
 途端に暴れ出しそうになるメダルの衝動を、胸元を掴んで堪える。
 ここで意識を手放してはならない。欲望に屈してはならない。
 皆が命がけで……この自分を、取り戻してくれたのだから。



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