過去ログ - ゆみ「まんまんワイフの毛根蒻畑」 マンゲファイアー
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 02:09:06.84 ID:RmRQPXRPo
 
シャーレの中で、パチパチと炎が燃える。

燃やされているのは、老人の前の前に広がる畑の収穫物。

「やっと……出来たよ……」

風に揺れる、黒色の畑。

マン毛のそよぐ音を聞きながら、老人が言葉を紡ぐ。

「今度こそ……ちゃんと、言わなくちゃな……」

老人が、小刻みに震える右手をゆっくり持ち上げる。

力の抜けつつあるはずの手が、空中で固定された。

そこには、何もないはずなのに。

まるでそこに目には見えない何かが居て、その手を取っているかのように。

老人の手は、マン毛畑に向かってしっかり伸びている。

「やっと……また、君を見つけた……」

ざぁ、と一陣の風が吹く。

マン毛を吹き抜ける風と共に、遠い記憶の中にある声が聞こえた気がした。

「約束通り……今度は、もう、離さないよ、モモ――――」


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