過去ログ - 【安価】安価ンロンパ:安価で行うオリジナルダンガンロンパ【ダンガンロンパ】3
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98:1 ◆t1HVecfVyk[saga]
2014/01/15(水) 01:00:01.26 ID:y0Spg0k10
宜保さんとともに、藻根君の部屋を開けると、途端に特殊な匂いが鼻孔をくすぐる。

これはきっと……。

マギカ「藻根君が私達を殺そうと仕込んでいた薬物に違いない」

宜保「……これはニスの匂いだな」

宜保「大方、艶出しにでも使ったのだろう」

藻根「ええ、その通りですとも」

藻根「普段は艶出しなどはしないのですけれども、時にはこういうのも宜しいかと思いましてね」

宜保君の言葉に答えるかのように、藻根君は部屋の奥からニスの小瓶と筆を持って現れる。

……なんだ、藻根君は別に私達を殺そうとしていたわけじゃないんだね。

宜保「……貴様のそれは、さわやか病というらしいな」

藻根「えぇ、蜜岡さんと愛鬼さんからそのように承っておりますね」

宜保「では、この円の状態は聞いているか?」

藻根「いえ、私は特には聞いてはいないのですが……」

藻根「さしずめ、疑り病とでも言うところでしょうか」

藻根「どこかで感染していたのかもしれませんね……」

私が感染している……何を言っているのかな。

そうやって、私を騙して殺そうとしているんでしょ?

宜保「おい、円。貴様自身が特効薬を飲んだほうがいいのではないのか?」

マギカ「特効薬ならもう飲んだけど……」

マギカ「そうやって、私を薬物中毒にして殺そうっていうの?」

宜保「……これは、茅ヶ崎や愛鬼、蜜岡を宥めるのに骨が折れそうだ」

やれやれと肩をすくめる宜保さん。

なにか困ったことでもあったのかな?

藻根「……それで、私はどうすれば?」

宜保「ああ、そうだったな……円、藻根に特効薬を渡してやれ」

マギカ「最初からそのつもりだったけどね……」

マギカ「はい、これが藻根君の分の薬だよ?」

マギカ「しっかり飲んで治して、ね?」

藻根「それは今の円さんに言って差し上げたい言葉なのですが」

藻根「言うだけ無駄なのでしょうねぇ……」

……藻根君が何を言っているのかはわからないけど、とにかくこれで目標は達成できたね。

マギカ「それじゃあ、私はこれで帰るね」

宜保「せめて貴様も……自分の体を顧みてくれればいいのだがな」

なんだか視界が歪んでいる感じもするけど、きっと大丈夫だよね……。


【Info】

宜保愛也、藻根蔵人との交友度が上昇しました。


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