31:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 13:46:27.18 ID:YYm2dff60
「はぁ………ふぅ、少し…疲れてしまいました。もう少しだけこのままで………」
「そうか、少しだけな…」
32:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 13:49:12.16 ID:YYm2dff60
「もう大丈夫です。お待たせしてしまいましたか?」
「いや、俺の方は構わないよ」
33:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:11:31.47 ID:YYm2dff60
俺の一言から全ての真意を掬い取ったわけではないだろう。
それでも肇は、俺を気遣ってか楽しかったと言った。
34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:15:17.29 ID:YYm2dff60
「プロデューサーは、私がアイドルだから。心配して早く帰るように言ってくれたんですよね…?」
「その通りだ。それ以外の事なんて無いんだよ」
35:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:19:07.55 ID:YYm2dff60
「楽しかったっていうのは?」
そう言って、俺はようやく肇の方に振り返る。
36:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:22:45.07 ID:YYm2dff60
肇は刹那の逡巡から明け、はにかみながら言った。
頭の中が火で炙られた様に熱くなるのを感じた。
37:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:27:14.42 ID:YYm2dff60
「…プロデューサーは、どうでしたか?」
手を繋いで帰ったこと。
38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:32:18.06 ID:YYm2dff60
断腸の思いとはよく言ったものだ。
引き裂かれるような痛みを胸に覚える。
39:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:35:12.88 ID:YYm2dff60
「プロデューサー………!」
肇を前にしても肇を見ていなかった俺の胸にふと何かがぶつかった。
40:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:40:20.31 ID:YYm2dff60
「私がアイドルだか、プロデューサーが………Pさんがプロデューサーだから、私を受け入れてくれない事、知ってるんです………!!」
「なんで、な、何を言ってるんだ………」
41:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 14:43:17.24 ID:YYm2dff60
肇に指摘されて初めて俺が泣いてるなんてことに気付いた。
俺自身の変化なのに、遠く感じる。
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