60:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 15:56:24.53 ID:YYm2dff60
「それじゃあ、肇」
さよならだ。
「さよなら………!」
俺は肇に左手を振って部屋から出た。
肇もそれに応えてくれた。
………最後まで、俺は笑顔でいられただろうか。
事務所を出てすぐ、何にも覆われていない顔に冷たい風が突き刺さる。
(雨………?)
風と共に水気を感じ空を見上げるが、またたく星が一望できるほどの美しい夜空が。
まるで、新しくなった肇を祝っているようだ、なんて、こじつけ臭いけどそう思う。
だとしたら、どうしてだろう。
なんで、なんで俺の視界はこんなに霞んでいるんだ?
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