8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:38:01.22 ID:YYm2dff60
  
 言い換えれば、上司と部下。 
  
 ましてやアイドルとプロデューサー。 
  
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:41:10.50 ID:YYm2dff60
  
 「私は、プロデューサーの事、好きなんですから」 
  
 「………」 
  
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:42:53.98 ID:YYm2dff60
  
 「………わからないよ」 
  
 「それでしたら、何度だって言います。今までと同じように」 
  
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:45:10.61 ID:YYm2dff60
  
 言葉に詰まった俺を見て肇は少し微笑んだ。 
  
 …不本意だが、肇が元気になったならそれが何よりだ。 
  
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:48:22.34 ID:YYm2dff60
  
 大声で言ったわけでもないのに、俺の頭の中ではその一言だけが反響していた。 
  
  
 肇はずっと俺と一緒にいた。 
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:51:09.62 ID:YYm2dff60
  
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:54:32.90 ID:YYm2dff60
  
 肇は、俺が肇に好意を持っていることをわかっているのかもしれない。 
  
 それとも、仕事のモチベーション維持の為に明確な拒否をしないと思っているのかもしれない。 
  
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 12:57:06.01 ID:YYm2dff60
  
 今の絶妙な距離感を保つことで万事うまくいくってことはないだろう。 
  
  
 いつか、ボロが出る。 
16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 13:00:34.97 ID:YYm2dff60
  
 だったらやることは分かっている。 
  
 それなのに、その筈なのに… 
  
17:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 13:03:49.84 ID:YYm2dff60
  
 肇の事、好きだよ。 
  
  
 本当に、邪な気持ちはほんの僅かにも持ち合わせていない。 
18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/01(水) 13:06:13.33 ID:YYm2dff60
  
 本当にそれが正しいことなのかどうか、俺には分からない。 
  
  
 俺は窓を開けて裸足のままにベランダに出た。 
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