11: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/03(金) 19:46:22.67 ID:ErC4ieVr0
 猫「まあ、世界なんてそんなもんさ」 
  
 と言うと猫は、下──コンクリートの道路に目を向けた。 
  
 何かを思いつめるように。 
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/03(金) 21:13:08.53 ID:B2iO8Pyy0
 期待 
13: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/03(金) 23:18:14.11 ID:ErC4ieVr0
  
 猫はそう言ったけれども、その声色は、なんでもないようには思えないものだった。 
  
 ……まあ、多分人には言えない(きっと猫にも言えない)秘密があるのだろう。それについて詮索するのはよくないことだよね。うん、よくないことだ。 
  
14: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/03(金) 23:24:26.32 ID:ErC4ieVr0
  
 猫「いや、別にそんな怒ってねーよ」 
  
 女「うん……じゃあ、行こっか」 
  
15: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 07:58:24.05 ID:03PkuglG0
 * 
  
 女「ここが集中治療しちゅ……」 
  
 猫「噛むなよ」 
16: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 08:41:59.45 ID:03PkuglG0
 チクショードヤ顔むかつくぅー! 
  
 女「おお、神よ!」 
  
 まあ、猫なんだけどね。 
17: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 08:59:52.88 ID:03PkuglG0
 猫「え……、それは……」 
  
 女「だってわたしと猫さんの間には、何の関係もない……はずでしょ?」 
  
 猫「………」 
18: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 09:12:31.02 ID:03PkuglG0
 猫は、少し考えるような顔をした後、 
  
 猫「……まあ、なんつーか」 
  
 猫「なんとなく……って感じだ」 
19: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 09:14:26.28 ID:03PkuglG0
  
 * 
  
 女「すり抜けって便利だね」 
  
20: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 09:22:23.98 ID:03PkuglG0
 そしてわたしの体の周りには、さっき見たのと同じ黒いもやもやが漂っていた。 
  
 心なしか、少し大きくなっているように見える。 
  
 猫「……」 
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