27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/05(日) 07:06:06.10 ID:mwsHdVg40
乙。
28: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 12:21:23.06 ID:ZGQjBbVF0
そして……。
……そう、あれは風が冷たくなってきた、秋のある日のこと。
わたしは、学校帰りに車に轢かれそうになったんだ。
29: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 13:02:56.70 ID:ZGQjBbVF0
──死ぬ。
──死ぬ。死ぬ。死ぬ。死ぬ!死ぬ!死ぬ!死ぬ!死ぬ!
──死にたくない。誰か、助けて。
30: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 17:48:18.68 ID:ZGQjBbVF0
わたしは、呆然とするあまりしばらく車の過ぎて行った後の空間を見続けていた。
やっと体が動くようになって、わたしは潰れた『それ』が何なのか分かった。
31: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/05(日) 20:28:21.00 ID:ZGQjBbVF0
──罪。
──これがわたしの、罪。
──背負うべきだった、罪。
32: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 11:37:44.80 ID:s5eLq5p10
──ごめんなさい。
──ごめんなさい。
──ごめんなさい。
33: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 13:42:49.01 ID:s5eLq5p10
「──!」
声が、聞こえる。
わたしを呼ぶ声。暖かい声。聞き慣れた声。
34: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 14:06:16.11 ID:s5eLq5p10
*
猫「おいっ!おいっ!大丈夫か!?」
女「た、多分…」
35: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 14:09:55.50 ID:s5eLq5p10
黒「なん……だと……」
黒「嫌い!?嫌い!?嫌い嫌い嫌い!?嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌いだと!?きらい嫌いキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライ嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌いキライキライキライ嫌い嫌いキライキライキライキライキライイイイイィィィッ!!?」
ブワッ、と。
36: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 14:12:04.04 ID:s5eLq5p10
黒「みんなあなたのためにやったのにやったのにあなたのためにやったのになのになのにためなのにためなのになのになのにためなのになのにためなのになのになのになのになのになのになのになのになのにあなたのためなのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのになのにあなたのためなのになのになのになのににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににににに」
37: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/06(月) 14:15:47.74 ID:s5eLq5p10
狂ったように叫ぶもやもやの中心あたりに、何かにが見える。
女「あれは……猫?」
猫。
38:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/06(月) 16:56:01.44 ID:6xGFnhnfO
乙
39: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/07(火) 15:12:19.09 ID:T17GfWpM0
恐怖の余り、わたしは目をつむった。
いや、諦めなのかもしれない。
女「──っ!」
40: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/08(水) 20:02:15.88 ID:XKzO07WY0
でも、仕方のないことなのだろうと思う。
だってわたしが悪いのだから。
友達を殺してしまい、そしてその罪を忘れてしまったのだから。これは当然の報い──罰なのだろうから。
41: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/08(水) 20:03:22.39 ID:XKzO07WY0
わたしがそう思った瞬間、
黒「■■■!?」
もやもやは、困惑の声を上げた。
42: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/08(水) 20:04:02.78 ID:XKzO07WY0
黒「……」
黒「わたし……」
黒「わたし……ずっとさみしかった……あなたに会えなくて……」
43: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/09(木) 22:58:07.86 ID:vP5Vfb1d0
猫「おい、女」
女「な……なに?」
猫「ごめんな、最後まで付き合えなくて」
44: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/10(金) 06:19:23.64 ID:f6jR8GVi0
*
あれから一ヶ月が過ぎた。
わたしは無事退院し、今まで通りの元の生活に戻っていた。
45:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/10(金) 14:13:25.58 ID:50Ot1xJL0
乙
46:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/10(金) 22:22:23.52 ID:6+rXqJeo0
乙!
47:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/13(月) 02:09:29.37 ID:XIcNFuSSo
これくらいの長さがいいよな
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