24: ◆mPuxYQgGBE[saga]
2014/01/04(土) 21:13:18.32 ID:03PkuglG0
女「……ね、ねえ……何を言ってるの……?」
女「何を言ってるのか……わたし、全然わからないよ……」
黒「忘れている……だと?」
黒「貴様ッ!忘れているだと!?ふざけるな!ふざけるなよっ!!」
黒いもやもやはそう叫ぶと、わたしに接近してきた。それも、すごい勢いで。
猫「やめろっ!」
猫のそんな言葉も虚しく、黒いもやもやはわたしの中に『入って』きた。
溶け合うように。
絡み合うように。
混ざり合ってゆく、存在と存在。
黒いもやもやに包み込まれていく。
彼女の憎しみと恨みに取り込まれていく。
霞がかって、ぼんやりとしてきた頭の中に、声が響く。
黒「さあ思い出せ!貴様の罪をッ!」
猫「──!!」
猫が何かを叫んだが、その声がうまく聞き取れない。
色んなものが遠くなり、わたしの意識というものも遠くへと飛ばされていった。
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