34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/04(土) 00:04:25.46 ID:cawG/IaEO
冥土帰し「気分はどうだい?」
御坂「……」
冥土帰し「やれやれ。……ところで、さっきからずっと部屋の前で待っている女の子がいるんだけど、会ってみないかい?」
御坂「……」
冥土帰し「沈黙は肯定とみなさせて貰うよ」
そう言うと冥土帰しは部屋を出ていき、代わりにアホ毛が目立つ少女が入ってきた。
打ち止め「あのね、お姉さま、ってミサカはミサカは語りかけてみたり……」
御坂「……」
打ち止め「私はね、傷一つなく助かったんだよ? ってミサカはミサカは事後報告をしてみる」
御坂「……」
打ち止め「全部お姉さまのおかげだね、ってミサカはミサカは感謝の気持ちを伝えてみたり」
御坂「……」
打ち止め「ねぇ、お姉さま……」
御坂「ごめんなさいね。私、何も覚えてないの」
打ち止め「……」
御坂「だから、さっさと出ていってくれるとありがたいわ」
先ほどから泣きそうな顔をしていた打ち止めだったが、ついに瞳から涙をこぼす。
打ち止め「ごめんなさい……。ごめんなさい、ってミサカはミサカは謝ってみる……」
打ち止め「あの時、ミサカがお姉さまを巻き込んだから……ってミサカはミサカは後悔の意を表してみる」
御坂「そういうのいいから、さっさと行きなさい」
打ち止め「グスッ、グズッ……」
しばらくの間、打ち止めは泣いていたが、最後には泣き泣き出ていった。
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