過去ログ - マミ「チーズがとっても大好きな、大切な私のお友だち」
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◆2DegdJBwqI
[saga]
2014/01/13(月) 11:08:27.46 ID:Eh5B0O5oo
〜☆
晴天、雲一つない青空。
部屋のオシャレな雰囲気といまいち上手く調和しない、
即席で小型の、物干し竿的なもので日干しされているべべ。
ピンと伸ばされた両腕を、一定間隔でそれぞれ三つずつ、
全て色違いの洗濯ばさみが留めている。
体からポタポタ垂れる水滴を、下に置かれた青色のバケツが受け止めていた。
洗濯を済ませたぬいぐるみを、そのまま室内で太陽の助けを借りて乾かしている。
一見すると、幼い女の子がいる一般家庭できっとよく見かけるだろう、そんな自然な光景に見える。
ただしそれは、ベベが自らの意思で動く、魔法のぬいぐるみでなかったとしたらの話。
時折、微かにその場で足をピクピクさせたり、身動きしているのが確認できる。
逆に言えば、それ以外のときのべべは、努めて普通のぬいぐるみであるかのように演じていた。
ごく普通のぬいぐるみらしくあえて振る舞うベベ。
普段の落ち着きがないべべからすれば違和感しかない行為。
それはべべなりの、断固として自らの「権利」を求めて闘うというアピールだった。
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