過去ログ - 語り部「こいつァなんて事はねぇ物語よ」
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39: ◆.vSAdaJeFs[saga]
2014/01/09(木) 22:59:19.11 ID:HuC9Bswxo
康政「兵部、お主は随分、あの剣士に肩入れしてるようだの」

直政「あの剣士とは次郎右衛門の事にございますか?」

康政「そう、次郎右衛門よ。いや、お主が誰ぞに肩入れするのが珍しくてな」

直政「肩入れしているつもりはありませぬ。ただ、柳生の小倅に比べれば幾分マシな奴かと思い」

康政「そうさな、儂も柳生の小倅は好かん。柳生の小倅は、腹に逸物を抱えて笑いおる。それに比べて次郎右衛門ときたら大御所にすら愛想なんて見せないくせに、剣の事しか考えてないと誰にでもわかる。そのサッパリとした所が儂は好きだ。そう言えば、どことなく誰ぞに似ておるな」

直政「……さぁ」

康政「くくっ」

直政「……大御所は、あやつらに何をさせるつもりでしょうな」

康政「さぁな。しかし、大御所の事よ。儂らの考えなぞが及ばぬ深いお考えがあるに違いあるまい」


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