過去ログ - 奴隷商「ほほぅ!これは上玉だ!」奴隷女「あら?ありがと!」
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34:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/10(金) 17:26:26.01 ID:sLuBnpE10
ガタゴトガタゴト…

馬車に揺られ三人は街道を進んでいた。
気が付けばもう夕刻…日も沈み掛けていた。

夕焼けが遥か地平から馬車を照らし
奴隷女の白い肌を紅く照らしていた。

ピーヒョロロロロロロ…

天高く鳶が無く声が空しく草原に響いていた。

奴隷女「…旦那様…お出迎えのようですわね」

奴隷商「ほう…気付いたか?」


ゆっくりと進む馬車が走る街道の先に
かがり火が揺れていた。

召し使い「あれ?こんな所で検問ですかね?」



奴隷商「小娘…何があっても外に出るなよ。」

奴隷女「あら?これでも少しぐらいは戦えましてよ?」


無精髭「止まれーぃ!!ここを通るなら通行量をおいていけーぃ!」

召し使い「だだだ…旦那様っ!!山賊です!!山賊が出ましたっ!!」

奴隷商「狼狽えるな…奴等の数は?」

召し使い「三人ですっ!でも丘の上にも篝火が見えます!」

奴隷商「そうか。お前は奴等のいう通りにしろ…後は俺に任せておけ」

召し使い「は…はいっ!」

無精髭「よぉし!止まれぇ!そうだ!手綱を置いて手を上げろぉ!」

召し使い「は…はいっ!」

無精髭「よぉし!そうだ!そのまま動くな!!おいっ!バンダナ!荷物を改めろぉ!」

バンダナ「へいっ!悪いが荷台を見させてもらうぜ!」ガチャ

バンダナ「バッグが一つ…中身が…日用品ばかり…お頭ぁ!この馬車外れですぜっ!」

無精髭「目ぼしい物は無しか…では金を置いていってもらう他無いな!おい主人は中か!?」

召し使い「…!」

無精髭「主人は中かと聞いているんだっ!!!」

召し使い「は…はいっ!!」

無精髭「そうか…おい!出てこいっ!!」

シーン

無精髭「出てこいと…いっているんだっ!!」

ドガーン!!

無精髭「うぉぁっ!」

無精髭の山賊が馬車のドアに手をかけようとしたその時、扉ごと無精髭が吹き飛ばされた。

無精髭「いってててて…何事だぁ!?」

ぬうっと中から奴隷商が出てくる。

バンダナ「てっ…てめー!やる気かっ!!」




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