過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争 02」
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26: ◆cvvZKri7SI[saga]
2014/01/08(水) 14:29:01.75 ID:NVDGXRYwo

 あまり長いこと話を聞いても、園城寺怜の体に障るということなので、一度病室を後にすることにした。

 廊下を適当に歩く。ナース服も、珍しく静かだ。

「……」
「……」
「……」
「……」

 こいつといて沈黙が続くのは、割と珍しい。
 静かなのは好きだ。だから、これでいい。
 と、思う。

「……」
「……」
「……」
「……おい」
「え?」

 一歩後ろを歩くナース服に声をかける。
 俯き気味に歩いていた顔を上げ、きょとんとした表情を浮かべる。

「食堂とか、ないの。ここ」
「どうしたん?」
「朝食べてないんだよ。もう良い時間でしょ」

 院内の時計は、十一時を少し回ったあたりだった。
 こっちにきて二時間くらいか。

「朝は食べんと体に悪いで?」
「朝弱いんだよ」
「あぁ、もこちゃん、見るからに低血圧っぽいもんなぁ」

 そんなら食堂に行こうかぁ、とナース服が笑う。




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