過去ログ - 対木もこ「私と荒川憩のカレーうどん戦争 02」
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39: ◆cvvZKri7SI[saga]
2014/01/08(水) 14:38:54.35 ID:NVDGXRYwo

「……、え、っと。余命、って、なんの」
「いや、いい。分かった」
「園城寺先輩に余命があったんですか?」
「それじゃあ」
「ま、待ってください」

 止められる。

「なに?」
「そちらさんは、先輩を殺した犯人が、分かっとるんですか?」
「……」

 荒川憩が、きゅっと手を組んだ。
 じっと見つめられる。

 だから事件は嫌なんだ。

「分かってるよ」
「……それは、絶対正しいですか?」
「恐らくは」
「絶対ではないんですか?」

 絶対なんて言葉、私は信じていない。

 他人を信用していない程度には、自分を信頼していない。
 この世で一番信用ならないのは、自分自身だ。

 だから、絶対はない。




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