過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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231: ◆EHGCl/.tFA[saga sage]
2014/04/11(金) 17:36:01.97 ID:uyUMSUda0
物語Side 第拾貳話
『こよみボランティアその参』

01

山を下った場所には丁度。巡回バスのバス停があった。
そこに、また丁度のタイミングで、総武高校行きのバスが到着した。
だから僕は、僕と忍はそのバスに乗り込んだ。

 つまり僕は今、バスで帰路についている最中である。


忍「なんともまあ、あっさりじゃのう」


 忍野忍。彼女は、既に僕の影に帰宅済みである。
いや、僕の影の中が忍の家かどうか定かではないが。
それでもまあ、就寝場所を家と言うのであれば、忍の家だ。

 僕がバスに揺られる中、忍は影の中から僕に話しかける。


阿良々木「比企谷の事か?」


忍「それ以外に何があるんじゃ?お前様の事じゃ。
無理やり引っ張ってでも助けるんじゃと思ったが……。
  まあ、あの根暗小僧なんか、あのままのたれ死んでも構わんがのう」


阿良々木「言い過ぎだぞ、忍。
     まあ、それでも僕も実際。比企谷があそこまでだとは思ってなかった」


 そう。実際の所、僕も意外ではあった。
あそこまで常軌を逸脱……。と言えば言い方が悪いが。
普通とは違う考え方の人間を、僕は初めて見たからだ。


忍「じゃから呆れて、ああもあっさり身を引いたのか?」


阿良々木「いや、それは違うよ忍。
     僕は確かにあっさり身を引いたけど。それは呆れたからではないよ」


 そう、別に僕は呆れたとか、引いてしまっただとか。
そう言う理由で身を引いたわけじゃあなかった。


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