過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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25: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/11(土) 03:38:53.85 ID:Nw11kqOB0
物語Side 第貳話
『こよみボランティア その壹』
01

「意味が分からないのだけれど」


 彼女はそう言った。簡潔に冷徹に明瞭に正確に言い放つ。
いっそ突き放すという表現もハマるほどの言葉で、言い放つ。
戦場ヶ原ひたぎ。彼女は私、羽川翼の相談にたった一言言い放つ。


羽川「うーん。簡単に言い換えて、更に良いように意訳すると。
   私たちの班だけ3人班だから、他の6人班と合わせる形で後輩が班に加わるってことかな?」


 それはお昼の事である。
比企谷八幡という人間と、たまたま出会った私は、流れで週末のボランティア活動を共にする。
それの了承。というか、既に事後報告を今。戦場ヶ原さんに伝えている最中なのである。


戦場ヶ原「いえ、確かにボランティア活動への参加の指揮は羽川さん。貴方に任せたのだけれど。
     これは意外ね。まさか私も、面識のない人間と、ましてや回生が違う人と班を組むなんて思わなかったもの。
     私のような人間が、あなたは、初対面の人間と楽しく清く正しく共に歩めると思うのかしら?」


羽川「大丈夫じゃないかな。その子たち…。まぁ、正確にはまだその全員と決まったわけじゃないけど。
   同じ班になる3人は、『奉仕部』っていうそもそもボランティア活動みたいな部活動をしている人たちだし。」


戦場ヶ原「奉仕部?聞いた事のない部活動ね。淫靡な響きさえするわ」


羽川「淫靡って。今日日女子高生が、むしろ若い人が使っていい言葉じゃない気もするけど。
   まぁ、あんまり知られてない部活動であるのは確か。ホラ、あの平塚先生の部活」


戦場ヶ原「平塚?ああ、あの白衣を常に来ている戦闘民族?
     勝手な想像で運動部の顧問だと思っていたわ」


羽川「あの人結構アグレッシブな所あるからね……。
   でも、戦闘民族は酷いと思いよ?あの人も女性だし」


戦場ヶ原「あら、私も女性なのだけれど」


羽川「私がいつ戦場ヶ原さんに性別的に酷い事を言ったのかな?」


戦場ヶ原「淫靡の下り」


羽川「ああ、そこで傷ついちゃうんだ…。戦場ヶ原さん意外と繊細なんだね」


戦場ヶ原「そう、友人から。私の数少ない友人から罵倒されて私はもう立ち直れないわ。
     あー。残念だわー。こりゃボランティア活動も行けそうにねぇぜぇー」


羽川「棒読みで説得力のかけらも感じられないし……。
   何かに理由つけてるけど。とどのつまり戦場ヶ原さんは3人で行きたかったの?」


戦場ヶ原「あら、何を当たり前のことを言っているのかしら。
     3人で行って。羽川さんと仲良くゴミを拾う様を、阿良々木君に見せつけたかったのに」




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