過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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◆EHGCl/.tFA
[saga]
2014/04/14(月) 14:09:19.22 ID:+hoAITbt0
終章
『やはり阿良々木暦のボランティア活動は間違っている』
後日談、というか。今回のオチ。
あれから比企谷の生活。というより身の回りを取り巻く環境が変わったかと言うと。
端的に言えばそれは違った。
寧ろ、何も変化はなかった。不変だ。
まるで数学の公式のように、前日までと一片も変化なく現状維持だった。
確かに誤解は解けたのだから、由比ヶ浜達に嫌われたりなんて事はなかった。
でも、だからといってあれから。
別段、それを責めるわけでもなく、責められるわけでもなく。
逆に、それを評価するわけでも評価されるわけでもなかったようだ。
つまり結局。比企谷は、いつもと変わらない日常を送り続けている。
忍「ふむ。じゃが、良かったのか?お前様よ」
阿良々木「何がだ?」
登校中の朝の、駄菓子屋の前。
忍野忍。彼女は、僕の横でアイスキャンディーを頬張りながら。
麦わら帽子で、申し訳程度の避暑をしながら話しかける。
忍「あの根暗小僧を助けて。お前様に一体何の得があった?」
阿良々木「違うよ。そもそもが違うんだ忍。僕は助けてなんかいない。
いや、まあでも。もしも助かったんなら。そうだとすれば。
それは比企谷が、アイツが勝手に助かっただけだ」
忍「アロハ小僧の受け売りか?」
阿良々木「かもな。でも、だとしても僕は間違ったことはしていないつもりだ。
損得とか、利害とか。そういうの以前にな」
忍「確かに正解と言えずともじゃ。
まあ、間違いではなかったかも知れんのう」
爽やかな朝。
アイスキャンディーを食べ終わった忍は、欠伸をしながら影に戻っていく。
ドーナツは忙しくて当分難しいから、学校への通学路途中の駄菓子屋のアイスで勘弁してもらったのだ。
多少不満げながら、それで納得してくれた。
阿良々木「さてと、遅刻する前に行かなくちゃあな……。今日は日直だし」
駄菓子屋を後に、僕は学校へと向かう。
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