過去ログ - 【俺ガイル】やはり阿良々木暦のボランティア活動はまちがっている【化物語】
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67: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:15:40.28 ID:W7dhOgLT0
羽川「あ、バスが来たみたいだね。じゃあ、バスに乗ろうか。
   えっと、戦場ヶ原さんと阿良々木くん。由比ヶ浜さんと雪ノ下さん。
   そして私と比企谷君でいいんだっけ?」


以下略



68: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:16:23.69 ID:W7dhOgLT0
阿良々木「なあ戦場ヶ原」


戦場ヶ原「何かしら?阿良々木くん」

以下略



69: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:17:45.03 ID:W7dhOgLT0
02

 バスが出て15分……。
僕は一言も話さずに通路を眺めていた。
本来なら、僕は。先輩として、人生の先駆者として。横にいる後輩に話しかけるべきなのだが。
以下略



70: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:19:20.85 ID:W7dhOgLT0
阿良々木「何故そこまで話したがらないんだ?もしかすると……」


比企谷「?」

以下略



71: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:20:28.50 ID:W7dhOgLT0
比企谷「まだあるんすよ。仮にそれがなかったとしても。
    ここで仲良くなったら学校で会ったときに気軽に挨拶するでしょ?」


阿良々木「まあ、ここで仲良くなれたらな。学校ですれ違ったらおはようくらいは言うだろうな」
以下略



72: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:21:05.15 ID:W7dhOgLT0
 ため息が出そうだ。
こんなにも卑屈で否定的で屈折的で被虐的な人間はそうはいないのじゃないだろうか。
しかしながら、事実今の会話が成立したように。別に話すことそのものが嫌いではないらしい。

 多分。きっと。彼は平穏な今の学生生活を最大とみなし。
以下略



73: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:21:44.81 ID:W7dhOgLT0
 数十分が過ぎた。



比企谷「……で、頭文字を取って、ggrksって言うんすよ」
以下略



74: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:22:49.81 ID:W7dhOgLT0
比企谷「いや、その。……先輩の名字って阿良々木っすよね?」


阿良々木「ああ、そうだ。阿良々木暦だ。下の名前は言ってなかったか?」

以下略



75: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:23:28.89 ID:W7dhOgLT0
阿良々木「八九寺?ツインテールの大きなリュックを背負った?」


比企谷「ええ、その八九寺っす。
    今日たまたまその子に会って、俺。どうやら先輩と見間違えられたらしく。
以下略



76: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:23:56.47 ID:W7dhOgLT0
 03


 その後僕と比企谷は、なんてことはない雑談を続けただけなので。
多少時を戻して、語り部を戦場ヶ原辺りにでも渡すとしよう。
以下略



77: ◆EHGCl/.tFA[saga]
2014/01/17(金) 18:24:36.77 ID:W7dhOgLT0
 04

 初対面の人間と話すのが苦手になってしまったのはいつ以来だろう。
少なくとも中学生の頃の私はそうではなかった。
まあ、いつから、という時間的な問いに対してみれば、その答えはすぐに出る。
以下略



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