過去ログ - 一夏「ISなんて俺は認めない」 箒「その2」
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71:以下名無しに変わりましてGN雨傘がお送りします[sage saga]
2014/01/15(水) 15:06:33.13 ID:v7XQ/8pO0
一夏自室

楯無「ごめんなさいね。あなた達に色々隠していて」

楯無「でもあまりこっちのお仕事の方には触れられたくないから、ね」

一夏「なるほど、よくわかりましたよ」

箒「要は一夏の周りを嗅ぎまわってる妙な組織がいて、そいつらは一夏と白式が狙いだった」

一夏「で、あんたは特訓を口実に俺を監視下において、俺のことを撒き餌にして組織との接触を待ったってことも」

一夏「本当にえげつねえな、あんた」

楯無「あら、CIAやFSBに比べればまだまだかわいい方よ?」

楯無「それに私は、君が並みのIS乗り以上のポテンシャルを持っていると判断して、わざと撒き餌にしたのだから」

楯無「あなたが本当に弱ければ、私が直に護衛したほうが早いですもの」

一夏・箒「(評価されているようなのに、なんか納得行かないのはなぜだろう)」

楯無「まあ本当なら君を専用機持ち含む衆人環視の馬鹿騒ぎの渦中に置いて、下手に手を出せない間に私がスマートに彼女を捕らえる予定だったのだけど……」

楯無「まさか君が予想外の逃亡劇を繰り広げて、あちらがISを2機も保持しているとは思ってなかったからね」

一夏「……たかが犯罪組織が原潜1隻分の予算を必要とする機体を2機も投入できるとは、誰も思っていませんよ」

楯無「それでも逮捕に踏み切れなかったのは、相手を過小評価しすぎたこちら側の慢心ね」

楯無「でもお陰で、あなたを狙う組織は特定できたわ」

箒「ファントム・タスク……でしたっけ」

楯無「そう。二人共、これからも襲撃が続くと思うから予習は欠かさないほうがいいわよ」

楯無「ファントム・タスク。またの名を亡国機業」

楯無「最初に名前が出たのは、第二次大戦末期のポーランド。ソ連侵攻のドサクサでナチスが建設した複合プラントのドイツ技術者を誘拐したこと」

楯無「ゲシュタポが必死になって掴んだのは、結局名前だけだったみたい」

楯無「その後もナチス戦犯系の技術者の囲い込みや、色々な陣営で兵器スパイ活動をいくつも行ったって言うのを、世界中の諜報機関や特種警察機構が掴んでいるわ」

一夏「ひでぇ組織だ。アニメの秘密結社かよ」

楯無「そうね。活動がほとんど表沙汰になっていないから、その主目的や実態のいずれも不明だけど」

楯無「ただひとつ確かなのは、世界中にネットワークを持ち、IS複数機を運用可能な資金力とノウハウを有してること」

楯無「つまり、一般的な中小国の軍隊よりもずっとずっと手強い相手ということよ」


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